Tibet #2

前回の投稿から時間が経過致しまして申し訳ありません。。。。

引き続きチベットの旅をお伝え致します。


ラサの到着初日はやはり高山病の症状で頭痛が早朝から悩まされましたが、
しっかりと水分を取り、軽い朝食を食べました。
少しずつ体調も戻って来ました。

ただ、さすが海抜3,650メートルだと移動すると息が上がります。
ジョギングを日課にしている私でも慣れるまでにはキツかったです笑

チベット観光するにはチベット自治区観光局が発行する「入境許可証」(パーミット)を取得する必要があり、友人の中国人バイヤーさんに手配をして頂きました。
そして、観光をする際には必ずチベット自治区の規則や文化に敬意を払い、現地のガイドや手配会社を利用する必要があります。

今回の旅をガイドしてくれたのはデキさん。若い女性の方でした。
流暢な日本語を話せて、そして驚いたのは独学で学んだそうです!
聞くところによるとチベットではあまり仕事がなく観光が稼げるので一生懸命に学んだそうです。

ホントにハングリーですね、自分の日本での環境を考えると尊敬します。
世界いろんな国へ行くと色々と考えさせられます。





まず最初に訪れたのはチベット仏教界で最も神聖な場所だと考えられている

寺院 “ジョカン” 


ジョカン/ Jokhang
7世紀創建、チベット仏教界で最も神聖な場所だと考えられている寺院。
門前には常に信仰篤いチベットの人々が祈りを捧げています。
五体投地によりつるつるに磨かれた門前の敷石を見ると、遙か昔から人々の信仰を集めてきたことを実感することができます。
寺はパルコル(八角街)と呼ばれる巡礼路に囲まれており、マニ車を片手に時計回りに巡礼する人々の姿を見かけます。

伝説によると、チベットの大地の下には羅刹女(鬼女)が伏せていると考えられていたため、古代吐番王国の初代国王ソンツェン・ガンポがその鎮圧のために羅刹女の心臓部にジョカンを建てたといわれています。

歴史上では、ソンツェン・ガンポ王の2人の王妃、ネパール出身のティツンと唐から嫁いだ文成公主が王の菩提供養のために建てたと考えられています。
2000年には「ラサのポタラ宮歴史地区」として世界遺産に登録されています。
 

ジョカンは街の中心部にありバルコル(八庙街)と言う繁華街を歩いて向かうのですが、とにかく大勢の民族衣装を着た人や巡礼者が行き交い初日から圧倒されました。
日本では味わったことがないエネルギーです。
そして、ジョカンの周りでは巡礼者が全身を使って礼拝の”五体投地”している方々。
それぐらいチベット仏教は信仰する人々の凄さを感じました。
神々の地、そう呼ばれているのも納得です。


五体投地
仏教徒が仏や高僧などを礼拝する際に、両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏せて行う拝礼方法です。
両ひざ・両ひじを地に着けて伏し、合掌して頭を地につける「接足作礼(さらい)」とも呼ばれ、仏教において最も丁寧な礼拝方法のひとつとされています。
チベットの人々はチベット仏教の聖地であるラサとカイラス山を目指して、五体投地をしながら1年かけて巡礼する「聖地巡礼」を行っています。
乗り物を使わず自分の足で行くことがよいとされ、「しゃくとり虫のように進む」と表現されるほど大変な巡礼です。




初日の観光はジョカンだけで夕方まで街(旧市街)を散策しました。
街を歩く民族衣装を着た人々がファッション的に見ると、とにかくカラフルな衣装と装飾品が素敵に見えました。
民族としての誇りを感じます。


チベット衣装
チベットの伝統的な衣装には、チュバと呼ばれるローブがあります。
これは一般的に男性と女性の両方が着用します。
チュバは通常、厚手のウール製で襟や袖口に模様や装飾が施されています。女性の場合、ドゥドゥと呼ばれる長いスカートとジャケットも一緒に着用されることがあります。
ターバン型の帽子と長くゆったりとしたローブ、そして上向きに尖った靴で構成されます。




次回はいよいよ1番のお目当て”ポタラ宮”に訪れたお話しです!
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